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Social Security Number

Social Security Number (SSN) は、USで生活する上でかなり重要なものです。これは9桁の番号で、本来は名前の通り社会保障を受けるためのものですが、事実上の個人識別番号として使われています。具体的には、credit historyと呼ばれる個人の経済状況の記録がSSNをキーとして管理されており、家を借りる、銀行口座を開く、クレジットカードを作る、携帯を契約するなどさまざまな状況でこのヒストリーが参照されます。Credit historyについてはメリーランドに限ったことではないので他のサイトで詳しい情報が得られると思いますが、要するに、アメリカ人ならSSNは当り前のように持っているものだということです。

外国人である私達は当然SSNを持っていないので、米国で生活を始める時に新たに申請してSSNを取得しなければなりません。ところが、最近の政府の方針では、外国人に極力SSNを与えないようにしているためこれは簡単ではありません。法律はどんどん変わるので、もしかしたら将来はSSNを全く取れなくなるかもしれませんし、逆に再び取りやすくなるかもしれませんが、ここでは私の知る限りのメリーランドでの状況を書きたいと思います。

まず、SSNを申請するには働くことのできるビザステータスであることが必要です。例えば、学生の配偶者・子供に与えられるF-2ビザは働くことを禁じられているので、F-2の人はSSNを申請できません。これは、SSNが納税の際に使われるからで、仕事がないならSSNも必要ないはずだという論理だと思います。

したがってSSNを申請するには、SSNを必要としている(仕事がある)という証明がなくてはなりません。メリーランド大の留学生の場合、この種の書類を出すのはIESの仕事です。ここにほんの少し情報が載っていますが、ここに書いてあることと私の経験とは少し違ったので書いておきたいと思います。
入学するsemesterの開始直前に、IESが主催するInternational Student Orientationがあります。ここでは主にパスポートとI-20、I-94のチェックが行われますが、同時にSSNについての説明もあります。そして、その場で希望者にSSN申請に必要な証明のレターを発行します(その時点で実際に仕事を持っているかの確認はありませんでした)。これが、レターを手に入れるほぼ唯一のチャンスではないかと思います。(後で個別にIESに出向いてレターを作ってもらうことも不可能ではないかもしれませんが、非常に労力が必要でしょう。) なおレターを書くのはIESの人で、"Social Security representative"が来るわけではなく、その場でSSN申請を行うこともできませんでした。

レターを入手したら、Social Security Officeに行ってSSNの申請手続きをします。Social Security AdministrationOffice Locatorに大学のzipcode (20742)を入力すると最寄りのオフィスとしてNASA近くのGreenbeltのオフィスが見つかります。ただし、ここで申請しようとして受け付けてもらえなかった留学生の例が多くあり、ここは避けた方がよいという話を聞きます。面倒でも Wheaton (zipcode 20902)やRockville (20850) など遠くのオフィスに行く方がよいかもしれません。IESが近所のofficeの一覧をくれると思います。

申請自体は無料で、必要な書類を持参してその場で申請書に記入して提出するだけなのですが、これが非常に時間がかかります。申請者が大勢いるのに対してSSNの申請窓口の職員の人数はとても少なく、さらに彼らの仕事の効率は本当に悪いです。その上、彼らの勘違いで申請を拒否される(例えば申請資格がないと言われる、など)こともあるので、数時間待った上に無駄に終わる可能性もあります。一度の苦しみと思って我慢するしかありません。一ヶ所で拒否されたら次々別のオフィスに行ってみるなどするのも手です。(友人の一人は4箇所目でやっと申請を受理してもらえました。) 注意点としては、
・入国後数週間はI-94の番号がまだ彼らのデータベースに登録されていないため、データを確認できないという理由で申請ができないことがあります。
・SSNカードは後日郵送のため、申請の時点で住所が確定していなくてはなりません。
・昔は申請後数日すると電話で番号だけ先に知ることができたようですが、今はもうできません。

申請がうまくいけば、しばらくしてSSNカードが郵送されてくるので、番号を覚えて、カードは必要な時以外大事にしまっておくとよいと思います。(銀行口座を開く時等はカードを見せろと言われるかもしれませんが・・・)

最後に、このようにSSNを取るのはけっこう面倒ですので、SSNを取らずに済ませるという選択肢もあるかもしれません。SSNが取りにくくなっているのに対応して、以前は不可能だったこともいろいろSSNなしでできるようになっています。例えば、免許証はSSNなしで取れますし、銀行口座もdepositを払うか申請中だと言えば作れるかもしれません。もちろんアメリカ社会ではSSNを持っているのが当然なのでいろいろ制限はありますが、1〜2年の滞在ならどうにもならないわけではないと思います。

02/25/2005 03:28 | トラックバック (0)

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