住居探し
留学生活を始める上で、住む場所を決めるのは最大の関門の一つです。住居は生活の基盤でもあり、またさまざまなトラブルの元でもあります。
ここでは家探しについて説明したいと思いますが、住居について全員に当てはまる情報を書くのはかなり難しいです。というのは、家に関しては快適に感じる環境、求めるもの、予算など人によって本当に全く違うからです。例えば
・大学への距離を優先するか、買い物や街への行きやすさを優先するか
・一人で暮らしたいか、他の人とシェアしたいか。シェアするなら日本人がいいか、アメリカ人や他の国の人がいいか
・家賃は月いくらまで出せるか
・どういう環境を安全と考えるか
などです。これらは家族や知人がいるか、車を持っている(持つ予定)か、などでも変わってくると思います。
そうした中でも、なるべくみんなに当てはまる一般的な情報について書きたいと思いますが、うのみにせずにあくまで参考程度にとどめておくとよいと思います。上に書いた条件が全く同じ人はまずいないので、なるべく多くの人から情報を集めるのがよいと思います。
- アパート、タウンハウス、一軒家
アメリカの住居の形態は本当にいろいろです (例えばトレーラーやボートに住んでいる人もいます) が、メリーランド大学で留学するならとりあえずこの3つのいずれかに住むことになると思います。
アパートとは日本でいうアパートとマンションの両方を指します。高層アパートもあれば低い建物がたくさん集まっているタイプの場所もあります。部屋の種類は efficiency あるいは studio と呼ばれるワンルームタイプ、1BR (1 bedroom、リビングと寝室の計2部屋のこと)、2BR、3BR などさまざまです。当然広いほど家賃は高くなりますが、部屋のタイプによって入居できる人数の上限が決まっていることが多いです。
タウンハウスとは、昔の日本にあった「長屋」のようなものです。簡単に言うと、いくつかの家が横にくっついたような建物です。建物がくっついていると言っても内部は完全に分離しており、地下、1階、2階と小さな庭があるのが普通です。
一軒家は文字通り独立した普通の家です。タウンハウスや家はこの地域ではふつう賃貸でなく購入するものらしいのですが、持ち主が個人的に貸しているところはあるようです。全体を借りれば当然アパートよりは家賃が高いですが、一部を借りるだけなら逆に安いはずです。
アパートはたいてい管理会社の所有なのでその会社との契約になります (サブレットをのぞく)。個人的な契約でないのでいろいろ融通がきかないことが多いですが、変なトラブルは少なくなります。どのタイプの住居がよいかは人によって意見が分かれるところだと思います。プライバシーを最優先するならアパートで一人暮らしが一番ですが、家などでも独立した出入口やバスルームがあればある程度似た環境になります。また家やタウンハウスに住むと、庭でのバーベキューなどアメリカらしい生活を体験する機会もあるかもしれません。ルームシェアやハウスシェアも、家賃を低く抑えると同時に留学らしい経験ができて楽しいという面もあると思います。
私自身はアパートにしか住んだことがないので、家やタウンハウスに住む場合の事情は人に聞いた範囲でしかわかりません。以下は主にアパートに住む場合の情報になります。
- 夏は高い、冬は安いアパート
新入生が多い秋学期が始まる頃、つまり7〜9月は当然アパートを探している人が大勢います。この時期はあからさまに家賃が上がります。同じアパートでも夏に契約するのと冬に契約するのでは家賃が月に$100〜300も違うことがよくあります。閑散期には家賃1ヶ月分フリーなどさまざまなプロモーションを行っていることも多いです。
これを考えると、実は最初の 1 semester だけどこかに住んで、本格的によい住居を決めるのは冬から春にした方が有利になるという考え方もあり得ます。
ただし、アパートの契約は1年単位が基本です。3ヶ月、6ヶ月などの契約を受け付けているところもありますが、その場合はたいてい家賃は高くなります。何かの理由で引っ越したい場合の途中解約の規定はさまざまです。よくあるのは、途中解約を一切受け付けない(家賃は1年分支払う)とか、解約できるがペナルティがある(何ヶ月分か余計に家賃を払う) というもので、一般に1年未満で引っ越すのはけっこう難しいです。このあたりは契約書に書いてあるはずなので、サインする前にしっかり確認しましょう。
なお、1年以内の契約が残っているアパートを又貸し契約したり、夏に自分が留守にする間だけ他の人に住んでもらうことも一般的です。(これが上に書いたサブレットです。) サブレットに関する規定も契約書にあるはずです。 - 入居手続き
アパート入居の際の大まかな手続きはこうです。
(1) アパートを見て気に入ったら申し込みする。たいてい application fee ($25〜$50 程度) と security deposit ($200〜$400 程度) を取られます。Deposit の方は預けているだけなので契約しなかった場合や引っ越しの時に戻って来ますが、application fee は基本的に返してくれません。
(2) 向こうが審査を行い、approve されたかどうか知らせてくる。このとき支払い能力を証明するための書類を要求されます。留学生の場合、最初はアメリカの納税証明書などは持っていないことが多いので、英文の預金残高証明など代わりになりそうなものを用意するとよいかもしれません。
(3) approve されたら、契約書にサインして入居します。サインするのは引っ越し当日のことも珍しくありません。最初の1ヶ月分の家賃、それに月の途中で入居する場合は日割りの家賃も必要かもしれません。実際には、(1)のように自分でアパートを見る前に、インターネットやFAXで申し込みすることも可能です。まだ自分が日本にいる場合など、とりあえず場所を確保するのに便利でしょう。また、空きがないアパートに申し込みして waitlist に名前を載せておくためにもよく使う方法です。ただし、実際の契約書にサインするのは自分の目でアパートを見るまで待った方が安全です。
よくあるトラブルは、実際に行ってみると空いているはずの部屋にまだ人が住んでいるというパターンです。これは、前の住人が直前で退去をキャンセルして契約を更新した場合に起こります (正確にはわかりませんが、現在の住人が優先権を持つような法律があると聞きます)。契約さえしなければ、最悪の場合でも application fee を損するだけで済みます。日本から申し込むなら、複数のアパートに apply しておいて、実際来てから見て回って決めるというのも手です。
長くなってしまったのでとりあえずここまで。
07/11/2005 23:34 | コメント (0) | トラックバック (0)
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