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International Education Services

International Education Services (IES) は、日本の大学でいう留学生課のようなところです。場所は Mitchell Building の3階にあり、留学生なら必ず何度も訪れることになる場所でしょう。これまでも、さまざまな記事で IES に関係する内容を書いてきましたが、あらためてメリーランド大学での生活を通して IES にどのように関わるかをまとめてみたいと思います。

* 留学前
ビザの取得に必要となる I-20 (Fビザ) や DS-2019 (Jビザ) といったフォームを発行管理しているのが IES です。通常、こちらから見た手続きは各学科のコーディネーターとのやり取りだけで IES と直接コンタクトすることはありませんが、トラブル時には関わることがあるかもしれません。特に、入学前に別の場所でサマースクールに通うなど複雑な処理が必要なケースでは注意が必要です。

* 渡米・入学時
最初の学期が始まる直前に行われる一連のオリエンテーションの中に、 IES が主催するものがあります。ここでは、パスポート、ビザ、I-94、予防注射関係の書類など、正規の滞在資格を確認する書類を一人一人についてチェックし、コピーを提出することになっています。例えば、2007年秋学期入学の人のためのオリエンテーションスケジュールがここ (PDFファイル) にありますが、この中にある "Immigration Documents Check" というのがそれにあたります。何回か行われるこのセッションの一つに出席してチェックを済ませるか、都合でどうしても出席できない場合にはここに書かれているように別途チェックを受ける必要があります。(注: これらのリンク先は Fall 2007 限定の情報です。日程や細かい手続きは毎年変わる可能性があるので注意して下さい。)
さらに、 Social Security Number の取得申請に必要なレターを発行するのも IES です。

ちなみに IES からやや離れますが、留学生向けのオリエンテーションで他に重要なのは、 MEIPE と呼ばれる英語のテストと、日本で済ませてこなかった場合には予防注射です。これらについてはここここを参考にして下さい。

学生でなく研究者として留学する場合は、個別に orientation session を予約してチェックを受けます。ここにあるガイドによると、大学に到着後2週間以内に受けるようにと書かれています。各学部の担当者が手続きを知っていれば、自分で手配しなくても紹介してくれるかもしれません。

* 学期開始時
Fall, spring の毎学期の最初 (入学時も、その後の学期も含む) には、ビザステータスを確認するための手続きを行います。現在この処理は SEVIS (Student and Exchange Visitor Information System) という全米共通のシステムで管理されており、ここで毎学期確認処理を行うことが、大学にきちんと通っていることを証明するために必須となっています。
メリーランド大学の SEVIS システムにはここからアクセスできます。ログインしたら、記載されている情報を確認し、"continue" そして "confirm" を押せば終了です。なお、記載内容に訂正がある場合は SEVIS からは直接変更できないので、住所変更なら TESTUDO から、その他は IES に直接行く必要があるでしょう。

もう一つ、卒業前の最後の学期にだけ関係あるのが part-time authorization です。基本的に留学生は常に full-time の学生でなければならない (でなければビザステータスを維持できない) のですが、例外的に卒業する学期だけは希望すれば part-time enrollment でも許されることになっているようです (例えば、卒業に必要な単位があと少しだけで、学費を節約したい場合など)。ただし、必ず事前に IES に届け出をして許可を受けておくことが必要ですので、希望する場合、学期初めの決められた時期中にフォームを提出して IES のアドバイザーに確認を受けます。

これらの情報は、毎学期 IESNEWS というメーリングリストに "beginning of semester checklist" として通知されます。留学生は自動的にこのメーリングリストに登録されるはずなので、大学のメールを頻繁に見ている人は忘れることはないでしょう。

* 学期中

学期期間中は、 IES に対して必ずしなければならないことはありません。 IES では毎週 International Coffee Hour という誰でも参加できる無料交流イベントを開催しているので、ここに出席すればさまざまな人と知り合いになれる機会があります。

また、学期中にビザ関係などで IES に相談したことがある場合は、 IES advisors との面談を行います。面談は、決められた時間内に予約を取るか、walk-in (直接 IES office に行き、待ちリストに名前を記入して順番を待つ) で行われます。ここに受付時間表がありますが、学期ごとに変わったり不定期なイベントで変更されることも多いので注意が必要です。
なお、アドバイザーは親切なのですが、IES Office の受付やその他の職員は、業務内容を把握していないことも多く、最初からそのつもりで接しないと嫌な思いをすることもあるかもしれません。留学生相手が専門なのだから英語もゆっくり話すとか配慮してくれてもいいのに・・・と最初の頃は不満を持ったこともあります。受付をやっているのは普通の学生ですし、もともとこの規模の大学の全ての留学生を扱うには IES はあまりに人手不足で、担当の業務以外をやる余裕もない、さらに、各国の留学生の中にはほんとうに無茶苦茶な要求をする人も多く、ずっとその相手をし続けたら嫌になるだろう・・・というのは、何度も彼らと接していくうちに少しずつわかってきたことです。

* 旅行をする前

US国外に出る時は、 I-20 や DS-2019 に travel signature と呼ばれる IES 担当者のサインをもらっておく必要があります。これは、再入国時にこれらのフォームがまだ有効であることを証明するために不可欠のもので、サインをもらい忘れると再入国できなくなる可能性もあります。
これは IES の日常業務の一つなので手続きは非常に簡単で、フォームを持っていって受付で travel signature が欲しいと言って、渡されるシートに記入して預けるだけです。IESでは出発2週間前までに申し込みをするようにガイドしていますが、私の経験では特に忙しい時期以外は翌日に受け取ることができます。
その他、travel signature についての詳細は、Fビザはここ、Jビザはここここに書かれています。
Signature が何ヶ月有効かは実ははっきりせず、上のリンク先にも5ヶ月とか12ヶ月とか2ヶ月とかいろいろな数字が書いてあります。ルール自体がどんどん変更されるので、できればその都度 IES に確認しておくと安全です。(前回のサインがまだ有効ならその旨言われると思います。)

* 仕事をする時

留学生が、特にキャンパス外で働くのにはいろいろ制限があり、限られた場合にのみ必要な手続きを経て初めて認められます。例えば、 F-1 ビザの学生であれば、在学中に大学以外の場所でできる合法的な仕事は、いわゆるインターンシップなどの CPT (Curricular Practical Training) くらいしかないでしょう。この場合も、事前に IES を通じて仕事開始より前に許可を得る必要があります。ここでは詳細は省略しますが、必要であればここここを読んで担当者によく相談するとよいと思います。

* Program extension

I-20 や DS-2019 の期限が切れる (つまり、留学開始当初の予定より長く大学にとどまる) 場合は、必ず期限が切れるより前に IES に相談する必要があります。期限が切れてしまった後は延長プロセスを行うことができないので注意しましょう。

* 卒業時

卒業や他校への transfer でメリーランド大学を離れる際は、 Exit Plan Form と呼ばれるフォームを IES に提出します。これにより、大学に自分の留学が終了することを通知する仕組みです。後にトラブルにならないよう、フォームはなるべくコピーを取っておきましょう。

最後に、 F-1 ビザの学生が、卒業後に OPT (Optional Practical Training) という特別なステータスで US に留まる場合には、必ず卒業より前に必要な手続きを終える必要があります。これは IES ではなく USCIS (旧 INS, 米国移民帰化局) のルールなので非常に厳しいです。
IES では、 OPT のための手続きの説明会を行っているので、 IES advisor から詳しい情報を得るとよいと思います。ここからも申し込みできるようです。

11/11/2007 23:40 | トラックバック (0)

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